2009年12月17日木曜日

!!もちつき!!

今週の大雪のおかげで、やっと冬らしくなってきましたね。
今日はもう一つ「冬だ!!」と実感させる体験をさせてもらいました。

何かと言いますと、高梨小学校の子どもたちと一緒に「もちつき」をやってきました!!
“Rice cakes”を食べると、やっぱりお正月が近いと思いますね・・・・・・日本に長くいすぎたかもしれません!
お餅がなぜ英語で「Cake」になるか、僕もよくわかりません。かなり子どもたちに突っ込まれました。

場所は、柵の湯近くの「もちの館」。名前からして多くの怪談を生んでいると思います。僕はちょっと遅れて行きましたが、ドアを開けてみたらこんな光景でしたーーー

とにかく激しい!! (ブレブレの携帯写真ですみません!)
食べ物を作っているというより、おばあちゃんが何かと戦っているとしか思えませんでした。「ブシャッ」というか、「ドワック」というか、ものすごい音を立てながら、もち米を叩いていました。そして叩く度には水たまりの中に飛んだかのように、お水と餅の破片が飛び交っていました。口を開けっ放しにしてもち米が飛んでくるのを待っている子もいれば、「髪の毛がベタベタになった!」という女の子もいました。
そして、子どもたちも激闘に加わりました!


まわりの人が「よいしょ、よいしょ」と一緒に手を叩きながら、子どもが長い棒でもち米をつきました。ついている人たちも、周りの応援団も、いつのまにか頬を赤くして楽しい笑顔を浮かべていました。
そして、子どもたちの番が終わったら、僕もちょっとだけやらせてもらいました。とても楽しかったけど、重い木のハンマーみたいな道具を振り下ろしたりしているうちに、打ちはずしたらどうなるんだろう、とか、手が滑ったらどうしよう、と思い始めて、ちょっと怖くなりました。
その後、おばあちゃん達が百戦錬磨の手つきで上手に仕上げてくれました。そして、次の作業に移りました。「トッピング」!


今日は三つのおいしい種類を作ってくれました。
きなこ、あんこ、ごま。三つとも日本らしい味付け。「早く食べたい!」と思いながら、もちの館をちょっと見物しました。



お腹を空かせてご馳走を待っている子どもたちの部屋。
まるで忘年会でも始まるような雰囲気でした!立派ですね。
テーブルに並べているものをよくよく見れば、いぶりがっこもありました。さすが秋田。
そして、他の部屋には古い農機具などが壁にかかっていました。


歴史を感じますね。

そして、また子どもの待つ部屋に戻ろうとしたら、ふと上をみて・・・あれ?!「三段 だれだれ」、「二段 だれだれ」というふうに空手や柔道の道場にかけていそうな木の札が、障子の上にかかっていることに気付きました。


聞いてみれば、もちつきに来る人はそうやって「段」を授与されることがあります。もちつきは、やっぱり他の武道と肩を並ぶ「戦い」だったのか?!黒帯びの持ちつきマスターは一体どんな技を使うんでしょう・・・

いろいろ想像を膨らませていると、やっと「いただきま~す」の時間がきました。一人ひとり3個のおいしいお餅をいただきました。



若干しょっぱいゴマと、少しだけ甘いきなこと、マグロすしに見えるあんこもち。
ぜんぶとってもおいしくて、あっという間に平らげてしまいました。
子どもはやっぱり好き嫌いがあるから、個人交渉できなことあんこもちの売買取引などもありました。

スウィーツとして、みかんがありましたが、ここでも勉強になりました。
子どもは皆、みかんをもんだり、両手で一人キャッチボールみたいに投げていました。
「何してるの?みかんがダメになるんじゃない?」と聞くと、
「違う!こうやると、甘くなるんだよ」と言われました。
何を根拠に、と思いましたが、みかんを食べる前にやってみました。甘かったです。


・・・これはオーストラリアで見たことがない技です。あんまり甘くないオーストラリアのみかんにぜひ試してみたいと思います。

そして、「ごちそうさま~」もちつきの文化、子どもの喜んでいる笑顔、おいしいお餅、そしてミカンを甘くする方法・・・とても収穫のある日でした。
いつか「もちつき」をオーストラリアでもやってみたいですね。

2009年12月14日月曜日

「どうろ」をさかさまにすると「road」になるって不思議じゃない?

こんにちは!

皆さん、考えたことがありますか?日本語の「道路」をさかさまにすると、英語の「road」のように読めます。不思議ですね。
そして、その言葉と同じように、日本の道路と西洋・オーストラリアの道路は逆さまと行かないまでも、かなり違いが多いです!「止まれ」も、他の標識も、車線の間の「線」の色や形も・・・左側を走るというところ以外、違いがたっっくさんあるんです。
今日は2つを紹介したいと思います。

まず、かなり大きな違いは道路の両脇にある「側溝]。

こういうのは、オーストラリアにはあまり見当たりません。
僕ら外国人の車のタイヤを影から狙っていることから、「外国人トラップ」(罠)と呼んでいる人もいます。
その存在を知らないがために痛い目に会うALTは数多いと思います。かわいそうに・・・

そして、もちろん秋田で見る「融雪溝」はオーストラリアにありません。

これも生活上で必要ですが、なかなか怖い敵です。ニアミスが後を絶たないと聞きます。

それに比べて、融雪パイプは本当に面白いものです!
最初に見たときは夏だったのでただの「いい加減な水道工事」だと思っていましたが、冬になるとそこから水が湧き出てきて、ますます混乱しました。近所の水道が全部いっせいにぶっ壊れたのか、とさえ思いました!

ようやく人に説明してもらって分かったのですが、その水がプシュっと出ている姿は今でもとてもおかしい感じがします。

側溝、融雪溝、融雪パイプ・・・ 秋田とオーストラリアの道路を比べると、やっぱり雪国ならではの違いが目立ちます。


では、もう一つ、全国的にオーストラリアの道路と違うところがあります。もっと根本的なところです。
実はオーストラリアの道路はすべて名前が付いています。
日本の都会では、時々「なんとか小路」や「何々通り」を目にしますが、オーストラリアだとどんなに小さな道路でもちゃんと名前があります。

例えば、こんな感じです。

BLAKE stと書いてありますね。「BLAKE STREET」の略です。
ちょっと味のあるかわいい名前ですね。(同じブレイクとして言わせてもらいますが^^)
こういう略もいっぱいあります、例えば「通り」という意味で、LNE=LANE、RD=ROAD,AVE=AVENUE,TCE=TERRACEなど。

それに比べて、行き止まりになっている道には、CRT=COURT,CL=CLOSE,CRES=CRESCENT,PL=PLACEなど・・・
名前を見ただけで、向こうの道に通れるかどうかが分かります。それが一つの便利なところです。



もう一つ便利なところは、道に迷いにくくなるということです。
たとえば、人の住所がわかれば、その道を地図帳の索引で引いて見れば、場所がすぐにわかります。
日本の地図帳で人の家を調べる方法は僕はいまだに分かりません・・・グーグルマップに頼っています!

そして、道に迷った時の助けにもなります。「あ~どうしよう!」となった時には、通る道の名前を地図帳で調べればいいです。そうしたら、自分がどこにいるかがすぐわかります。僕も何度も、何度も、何度も・・・・何度もこれをしたことがあります。
ということで、方向音痴の人が得することがいっぱいあります。
ただ、すべての道路の入り口に名前を知らせる標識が立つので、看板が非常に多くなります。そのせい、見苦しくなるし、返って分かりにくくなる時もあります。一長一短ですね。



そして、僕は日本にけっこう長く住んでみて、同じようだけどちょっと違うシステムがあることに気が付きました。

もちろん、日本では国道や県道に数字を振ってわかりやすくしていますが、もうひとつ「オーストラリアでは名前を付けないが、日本だと名前をつけるもの」があります。人に道案内をする時に使う人がけっこう多いと思います。

どうでしょうか?? みなさん、わかりますか??



答えは

・・・



・・・・・・



・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・・・交差点です!!



もちろんすべてではありませんが、日本では名前がついている交差点が多いですね。そして、道案内をする時に、これがけっこう役に立ちます。僕自身は横手市の「婦気」交差点をよく目印にしています。
やっぱり、制度は違っていても、オーストラリアでも日本でも「道に迷いやすい方」を助けるシステムがありますね。とてもありがたいです^^;

実際、海外に行ったことのある人は、もっとたくさんの違いに気付いていると思います。そういう話があれば、ぜひ聞かせてください!

今日も迷わないように気をつけながら頑張っているブレイクでした。

2009年12月2日水曜日

1日、仙北ふれあい文化センター漬け

最近、全国テレビのデビューを果たしたブレイクです。どーも♪

全国テレビでは、大曲南幼稚園でAIU学生と児童の交流の場面が、所ジョージの「笑ってこらえて」に出て、その中で僕の横顔がちらっと見えたそうです。AIUと大仙市の国際交流に対する努力が全国に映し出されたのがとても嬉しいですが、もうちょっと僕の方にズームしてほしかったな。^^;

秋田テレビでも先日、秋田市内の「県立児童会館」で行なった子ども向け「海外の遊びを体験しよう!」という感じのイベントの様子が映りました。このようなイベントを行なったのが2回目で、1回目よりも子どもたちと楽しく盛り上がることができました。英語圏版の「だるまさんが転んだ」とか、中国の吉の字~「喜喜」~の切り紙、韓国のウキウキ熊さん踊りなど、面白い遊び体験の連続で子供たちも大満足&「大」笑顔でした!3回目が実現したら、ぜひ遊びに来てください!!

そして!テレビに出なかった、もう一つのイベントを今日ここでちょっと紹介したいと思います。
僕が「仙北ふれあい文化センター」で過ごした一日です。

午前中は僕とウニョンさんが紹介を受けて、「わんぱくクラブ」の活動に参加しました。
「わんぱくクラブ」は仙北地域の小学生が、年に何回か集まっていろいろな遠足や遊びを一緒にするグループです。子どもたちはみんな元気モリモリで、朝いちの開始の前からも飛び跳ねたり、走り回ったり、思わず「若いっていいね!」と言いそうになりました。

今回は、日本ー韓国ーオーストラリアの雑学クイズをやりました!
チーム対戦でこどもたちは一生懸命考えて、答えてくれました。
皆さんも挑戦してみますか??
日本で、遠足の弁当の定番は・・・・・?   おにぎですよね。
では、韓国とオーストラリアは???


・・

・・



・・

答えは、 韓国は「のりまき」! (日本のとちょっと違うけどね) オーストラリアは「Sandwich」!
正解された方、ぜひコメントで教えてくださいね。


不正解されてもこんな顔をしないでね!(暴走する子どもによる写真)
クイズが終わった後は、こんど「作り物」にチャレンジ!
まずは、折り紙で韓国の「チマチョゴリ」(正しくは韓服「ハンボク」だそうです)を作りました。
これが、意外と難しかったですよ>.<;  なのに、子どもたちは難なくスイスイと折っていきました。
置いていかれないように頑張りましたが、失敗に終わりました・・・
出来上がったものや、折り方はここへどうぞ~

次は、皆で紙ブーメランを作りました!とても簡単に作れたし、子どもたちでもうまく投げたらキレイに戻ってきました。気になる方は、「日本ブーメラン協会」へどうぞ。作り方がそのページのどこかに隠されています。


とても楽しい時間でした。子供たちは、見知らない外国人にちっとも臆せず、とても積極的に話しかけてくれたり一緒に遊んだりしました。だんだん邦人と外国人を隔てる壁が薄くなってきているな、と思いました。
「わんぱくクラブ」は早くも終わってしまいましたが、その日の活動はまだまだ終わっていませんでした。

午後から、同じ会場で「あじさいコーラス」の定期演奏会が行われました。







写真から見れますが、これは女性合唱団です。実は、20年以上も活躍しているそうで、声の美しさといい、歌の難しさと言い、すべてにおいてとても素敵な団体でした。
最近、僕のお母さんのは、オーストラリアでは同年代の人(50代)はとてもつまらないと文句をよく言っています。元気がない、体力がない、活動しない、遊ばない、趣味がない・・・
しかし、日本では中年からの人たちも、とても元気そうに団体で国内旅行をしたり、イベントや買い物に出かけたり、厳しい天気の中でも畑仕事などしたり、お母さんが感動しました。この「あじさいコーラス」を見せることができたのなら、きっとまた感激したと思います。

そして、あじさいコーラスの第一幕が非常に切ない詩と歌で終わると、次に出てきたのがなんと横堀小学校3年生の子供たち!!


毎年この演奏会に参加しているそうで、今年も可愛い白・紺姿で3曲に挑みました。写真では「愉快な木琴」をクラス代表の子供指揮者で歌っています。子供の歌声はやっぱり癒されますね。

そして、舞台の片隅をよく見てみると、知っている人がいました!

・・・そうです。僕です!
横堀小学校の皆さんが伴奏をさせてくださったのです。伴奏が人生2回目ぐらいだったので、緊張&不安が募っていましたが、子供たちと一緒に舞台で頑張ることがとても楽しかったです。ちょっとでも貢献できたことが嬉しいですね。

横堀小学校の3年生がお辞儀をして退場した後、次には「柳田3兄弟」のハーモニカ演奏が始まりました。
これもやっぱりお母さんに見せたかったです。平均年齢が軽く70歳を超える、3人の兄弟。6曲以上を楽しそうに演奏してくれて、会場が懐かしいメロディーたちで盛り上がりました。その元気の源はいったいなんでしょう?!んめー米っこかな?それとも、美味しい地酒?


第3幕で再び「あじさいコーラス」の皆さんが素晴らしい演奏でコンサートを締めくくりました。

朝は子供方のパワー、午後は年寄りのパワーを見せ付けられました。正直、秋田県大仙市の人々に圧倒される一日でした!「元気」の二文字で物足りないぐらい、皆さんがハツラツとしています。
これからもみなさんと一緒に、バリバリ楽しい秋田生活を送っていきたいです!

2009年11月20日金曜日

交流しまくってます♪

Long time no see, everyone! For various reasons 少し休みましたが、本日をもちまして再開します。
今回は英和対訳バージョンで行きます!英語の勉強を頑張っている人の励みになれればな、と思って。

I'm sure you have all heard about the partnership program between Daisen City and Akita International University (AIU). It's a great system where middle schools, primary schools and even kindergartens can invite exchange students from AIU to come and visit their schools. The cute little dog is AIU's mascot "One".
皆さんは、大仙市と国際教養大学(AIU)の提携プログラムをご存知ですか?中学校、小学校、そして幼稚園までが、AIUの留学生を学校に招いて、生徒や児童と交流してもらうという素晴らしい事業です。左のかわいい子犬はAIUのマスコット「ワン(One)」です。

It's a real thrill for the kids, a cultural gold mine for the exchange students, suprisingly fun for the teachers, and a big boost for the international exchange culture of Daisen. You can read more about the program either on the Daisen website or on Eunyoung's blog.
子どもたちがワクワクするし、留学生にとって貴重な文化体験になるし、先生方も意外と楽しんでいるし、そして大仙市の国際交流に多いに貢献しています。さらに詳しいことは、大仙市のホームページ、またはウニョンさんのブログをご覧ください。

Lately many schools have been inviting students to events like Potato digging, or Nabe picnics or Rice harvesting. But today I want to show you how another school, Takanashi elementary, is pursuing international understanding from a different avenue.
最近、たくさんの学校さんはAIUの留学生を芋掘り、なべっこ、稲刈りなど様々なイベントに呼んでいます。しかし、今日は、ちょっと違う切り口から国際交流に取り組んでいる学校、高梨小学校を見せたいと思います。


(From the left 左から: Kofi, Pieda, Paul)
On the 12th of November, Takanashi elementary had their first "International Day". They called on three international friends of Takanashi principal Ms. Suda to come to the school and talk to the kids about their countries - Kofi from Ghana, Paul from Papua New Guinea, and Pieda from Columbia. Kofi and Paul are students at Akita University, while Pieda has been living in Akita for close to 10 years and is an "A'la Culture Supporter" with the Akita International Association.
11月12日に、高梨小が初の「インターナショナル・デイ」を行いました。須田校長先生の知人である3人の外国人を学校に招いて、自国の紹介をしてもらいました。3人は、ガーナからのコフィさん、パプアニューギニアからのポールさん、そしてコロンビアからのピエダさん。コフィさんとポールさんは秋田大学に在学中で、ピエダさんは10年間ぐらい秋田に住み、秋田国際交流協会で「アラカルチャー・サポーター」として活躍しています。


(The kids thanking their guests - お客さんに挨拶する子ども)

The kids were very excited to meet people from such "exotic" countries that they knew almost nothing about. It was a bit of a change from the usual American/British/Canadian english speakers, and everyone was itching to see just what they would each talk about. And of course I was just as excited because I'd never met anyone from Ghana or Columbia before!
子どもたちは、ほとんど聞いたこともない国からの人に会えることでとてもワクワクしていました。いつものアメリカ、英国、カナだなどの英語圏のお客さんと少し違って、どんな話をするんだろうと皆で楽しみにしていました。そして、僕自身もガーナ人とコロンビア人に会ったことがなかったので、皆に負けないぐらいワクワクしていました。




I went with Paul to hear him talk to the grade 1-2 kids, then the 3-4 kids and then the 5-6 kids. He showed pictures of villages back in Papua New Guinea, and all of the kids were amazed by the toys the villages kids played with. Japanese children are used to playing with Playstations or Nintendo games, but of course in the villages there is no electricity, so no video games! The kids make their own toys from trees and plants. Paul showed a boy that had carved a toy helicopter out of fruit!
僕はポールさんのところで、1・2年生、3・4年生、そして5・6年生にむけてのプレゼンテーションを聞きました。パプアニューギニアの村の写真を生徒に見せると、村の子どもたちが遊ぶおもちゃに皆が唖然としました。日本人の子どもはプレーステーションや任天堂などで遊びますが、村には電線が通っていないのでテレビゲームはもちろんない!子どもたちは、木や植物を使って自分でおもちゃを作るそうです。ポールさんの写真で、果物でおもちゃのヘリコプターを作った男の子もいました!



(We also had question time after Paul's speech - スピーチの後は楽しい質問タイムでした)
There were so many differences in life between Japan and Papua New Guinea, so I think it was a very eye opening experience for the children. There were simple everyday differences such as how many villagers didn't wear shoes, or how people rode in the backs of utes to get places. And there were larger differences, such as the number of different languages in the country, as opposed to the one language spoken in Japan. Even the scenery and landscape were radically different to Japan. I listened to Paul's speeches three times in a row and I still found it fascinating, whereas all the students listened to three completely different speakers from three completely different cultures. Talk about broadening your horizons!
日本とパプアニューギニアの生活様式の違いは数え切れないほどあって、子どもたちにとってびっくり発見が多かったと思います。村の人たちが靴をはかないとか、移動の時に軽トラックの後ろトレイに乗るとか、日常生活の簡単な違いがありました。そして、もっと大きな違いもありました。日本では一つの言語しかないのに(秋田弁を別として・・・)パプアニューギニアでは驚くほど言語がたくさんあります。そして、風景や景色も日本のとまったく違います。僕はポールさんの話を連続で3回聞いたのに、3回とも面白くて仕方なかったのです。しかし、生徒のみんなは立て続けに、まったく違う文化から来たまったく違う3人の話を立て続けに聞くことができました。一気に世界が広がったでしょうね!

It was a fascinating experience for the kids to get a glimpse into faraway cultures and to see how interesting the world outside Akita, outside Japan can be. If it inspires any of them to get out and explore the world then that is great.
But it was also a chance to show the kids the foreign people that are making a living in Akita, their own backyard. A chance for the teachers and children alike to see that if you search them out, it's possible to hear about other cultures and meet interesting people without even leaving the prefecture.
In fact, I think that the teachers might have enjoyed the International Day even more than the students! Everyone was buzzing for a long time after the guests had left. And maybe that's the way it should be. If the teachers don't enjoy it then how can the kids? I'm looking forward to the next International Day at Takanashi, and hopefully seeing more days like this at other schools too!

高梨小の子どもたちにとっては、秋田から、そして日本から遠く離れている国々の文化を覗き込み、「世界ってこんなにおもしろいんだ!」と思わせる貴重で面白い体験だったと思います。それに感化されて、世界を探検したいという気持ちになれば、嬉しいです。
そして、秋田県に暮らして生計を立てている外国人の姿を見るいい機会でした。ちょっと探せば、秋田県から出なくてもいろいろな人に会えるし、いろいろな文化に触れられるということがわかりました。
どちらかというと、生徒よりも先生方のほうがInternational Dayを楽しんでいたのかもしれません。お客さんが帰った後も、職員室で話が絶えませんでした。それがいいかもしれません。だって、先生方がつまらなければ、子どもだって楽しいはずがないです。高梨小の第2のInternational Dayを楽しみにしながら、ほかの学校さんがこのような企画をすることを願っています。





See you again Kofi! またね、コフィさん!

2009年10月20日火曜日

あきた国際フェスティバル2009!!

先週の土曜日に秋田市で開かれた「あきた国際フェスティバル2009」を見に行った方はいますか??
あるいは、ニュースで見た人はいるかもしれませんね。 実は、僕もそこにいました! (ニュースのカメラになぜ無視されましたけれど・・・)
朝の10時から午後の4時まで、すごく楽しく盛り上がりました。行かなかった人がちょっとかわいそうに思えるぐらい楽しかったです。
ということで、少しその様子を見せたいな、と思います。
上の写真に見えるニュージーランドのブースを担当したのが、仁賀保と大館に住む夫婦2組(写っているのは、大館にいるマットとサム)と、左側に輝いている我らの協和ALT - Evelyn先生!!
そのブースでは、指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)にでた美しい緑豊かなNZ風景を見たり、NZの音楽を聞いたり、伝統踊りに使われる「ポイ」を作ったり、そして直接NZの人と話すことも出来ました。
一つのブースでもこれだけ体験していいんですか?と聞きたいぐらい見るもの・やるものがいっぱい詰まっていました。

そして、そのようなブースが(なんと!)40以上もありました!
写真の右端に見える「南アフリカ」のブースでは、国の紹介、皆が愛するレゲーの音楽など・・・
左側の「ガールガイド」のブースでは、おりがみ手裏剣投げに挑戦したり、的中させたらお菓子をもらったり^^; 僕はこのブースで長年憧れた「紙てっぽう」の作り方を覚えてきました。大満足 \^o^/

そして、ガールガイドの裏側には、(手裏剣が時たま飛んでくるという危険な立地条件で)、僕の「オーストラリア紹介ブース」がありました。
上から見た感じはこちら・・・

・・・よくわかりませんね^^;

ごちゃまぜなので分かりにくいかもしれませんが、僕のブースでは、クイーンズランド州の紹介映像、アボリジニの楽器「ディジュリデゥ」、かわいい動物のぬいぐるみと情報、難易度高めすぎのオーストラリアクイズ、コアラ折り紙体験など、いろんなものがありました。
しかし、ブースの目玉はやっぱり「ベジマイト試食」でした!
皆さん、ベジマイトをご存知ですか?
「ベジマイト - Vegemite」とは、オーストラリア人にこよなく愛されている黒い発酵ジャムです!

・・・といっても、よくわかりませんね^^;
ビールを作った時に残るイーストエキスを発酵させてできた、見た目はチョコ、味は八丁味噌という不思議な食品です。
しかし、八丁味噌と同じ味と言っても、食べ方はぜんぜん違いますよ。たっぷりとバターをぬったトーストに、すこしだけぬったら朝食にぴったりの「ベジマイト・トースト」完成! おいしいんですよ、それが^^
200人近くが試食をしてくださったのですが、一番多い感想が「おいしい」でした!
みなさん、どうぞお試しください。近くのKALDIや明治屋で入手可能です。(僕は販売員か??)


すみません!ちょっとベジマイトを熱く語りすぎました。
本筋に戻りましょう。

ほかのアトラクションとして、イメージキャラクターもきました。
初めてスギっちに会うことが出来ました!
あまりにもかわいすぎて、ブースから飛び出して写真を撮りました。

そして、ステージパフォーマンスも面白さ&迫力満点でした!
NZの闘いのダンス「ハッカ」やブラジルの踊り武術「カポエラ」から、情緒あふれるロシアの童謡まで、こちらも多岐にわたるショーケースでした。
写真に見えるのが、かっこいい「カポエラ」です。見るだけで汗をかいてしまう激しさでした。

そして、僕の人生で初めての経験、ついに秋田のヒーローを見ることができました。
そう!フィナーレとして「超人ネイガーショー」がありました!











本当に面白かったです!秋田弁が分からなかった時も、子供たちが盛り上がっているのにつられて、こちらもいつのまにか「ネイガーポーズ」をしていました。
まわりのALTたちも皆「顔におなら攻撃」に首をかしげたが、ショーが終わった後は話題がずっと「ネイガーネタ」でした!超人ネイガー、とうとう海外進出?!

そのような感じで、一日中国際交流を楽しめました。
大仙市でも、来年の2月に「国際フェスティバル」が予定されていますので、秋田市に負けない盛り上がりをになるように、皆さんもぜひぜひ遊びにきてください!

2009年10月16日金曜日

Firework Appreciator!

こんにちは!
タイトルの「Firework Appreciator」を読んで、「何じゃこりゃ?」と思った方はいませんか?(正直に答えてください^^)
これは「花火鑑賞士」の僕なりの訳です。

そうです。世の中に「花火鑑賞士」というものがあるんですね!全身全霊を花火にささげている大曲ならではの資格です!そんな身近にある面白~い資格があるのはご存知だったでしょうか?

実は先週、僕は勇気を振り絞って「花火鑑賞士認定試験」を受けに行きました。(すでに、ウニョンさんのブログをご覧になっている方もいるかと思いますが、ここでも報告したくてブログを書きました^^;)

北は青森、南は兵庫、いろんなところから100人近くの「花火好き」がエンパイヤホテルで開かれた「第7回花火鑑賞士認定試験」に参加しました。100 people! Isn't that amazing?

どうですか、皆さん?会場の緊迫した雰囲気は伝わりますか??受験者の花火に対する愛情を感じ取れますか??
最初はやっぱり、皆は緊張していましたが、冨樫さんの冗談まじり司会でだいぶ雰囲気が和みました。

実は、試験だけではなく、講義もありました! (eek! 汗
その日の朝11時から5時ぐらいまで、花火の歴史・製造・種類・玉名・鑑賞の仕方・・・たっくさん勉強して、そのあと、やっと試験に挑みます。
講義では、大曲の花火でBIG活躍した北日本花火興業や小松煙火工業の花火師さんや、「花火のソムリエ」小西先生が、ユーモアたっぷり(ありすぎるぐらい)で指導してくださいました。
本当にlo~~~ngな講座で、専門用語が飛び交う中で何回も訳分からなくなってしまったけれど、とっても楽しかったです!


そのまま終わればよかったのですが、やっぱり「認定試験」に「試験」が必要ですね^u^;;
試験日の前に、ちょっとだけこういう(http://www.youtube.com/watch?v=IgBzdtBMmno)動画を使って勉強しておいたので、なんとなくついていくことが出来ましたけど・・・受かったかどうかは、自信が・・・・
来月に合格発表がでるので、その時までI'll keep my fingers crossed! (西洋では、幸運を祈る時、よく指をクロスさせます。)


皆さんも、ぜひ受けてみてくださいね!
主催者であるNPO法人大曲花火倶楽部のホームページによると受験資格は一応あるけど、皆さんのほとんどはOKだと思います! 

受験資格その1)高校生以上  
(今回の受験者の平均年齢が31歳ぐらいでした!)
受験資格その2)次のいずれかに該当する者は受験できません。
          ア 花火を一度も見たこのがない方。 

          イ 花火が嫌いな方
          ウ 花火を恒久平和に利用できない方。 
          エ 花火を芸術と思わない方。 

ということで、受験資格のある方、来年の試験に向けて、着々と勉強してみてはいかがでしょうか?^^

ところで、
講義の間に、めちゃ面白そうなイベントの案内がありましたので、ぜひぜひ皆さんに伝えようと思いました。
誰でも参加できる「第3回全日本残月花火花火選手権大会」です!「残月」というのを知っていますか?上空で開いた後に、パラシュート(落下傘)でひらひらと下りてくる昼花火です。最近はあんまり見られないらしいです(僕も見たことがない・・・)

「参加できる」というのは、花火を作ったり揚げたりするということではないので、安心してください!
揚げられた花火がパラシュートで降りてきたら、それをつかんで「ゴール」まで走っていったら勝ちです!
珍しい夢残月をみるだけでなく、自由奔放に田んぼを走り回り、そして豪華賞品をもらえるかもしれないというから、盛り上がること間違いなし!それに、大曲の花火の桟敷券があたる抽選会もあります。100周年の大会となるので、なんとしても手に入れたいところですね。
・・・といいたいところですが、その日僕は静岡県に出かけているので参加できません >_<; 興味のある人は、大曲青年会議所のホームページをご覧になって、僕の分まで頑張ってください。

2009年10月9日金曜日

台風直前の稲刈り!

皆さんは台風を無事にやり過ごしましたか?
ALTの中で台風が初めてで、とても不安だった人もいましたけれど、終わったら全員ケガも被害もなく大丈夫でした。

しかし、今日はこわーい台風の話ではなく、その前日の「こえー」体験について書きたいです。

7日は、横堀小学校の稲刈りに参加してきました!
10時過ぎに、4年生と5年生と一緒に、恐ろしく大きい田んぼに取り掛かりました。
そして、強力な助っ人として、稲刈りが生まれて初めてだったという大曲中学校のALTメリッサ・オン先生も加勢してくれました。(写真は、黒いセーターの田口先生の左にメリッサ先生、右に僕がいます)


4年生、5年生と肩を並べて、鎌を振るうのが最初はちょっと怖かったですが、子供たちが慣れた手つきでスイスイと刈っていったので、すぐ安心しました。むしろ、うかうかしていると子供に置いてけぼりにされそうでした。

そして、参加者は4年生、5年生と僕らだけではなく、子供のおじいさんおばあさん方が13人も手を貸してくださいました。子供が祖父母の刈り方を見て真似している姿が、とてもほほえましかったです。

この日はコンバインが2台もあって、刈った稲はそれに入れました。だんだん疲れてきたせいか、笑顔が少しずれてるように見えます。
一人のおばあさんが「昔はぜ~んぶ手で刈りました。そして、自然乾燥させた」と教えてくれました。大勢で一つの田んぼを刈るだけでかなりヘトヘトになった僕は、昔の労力を考えるだけでめまいがしました!
そして、自然乾燥の方がおいしいかと聞くと、間髪いれずに「んだ!もっとおいしい」と答えました。一度は食べてみたいものですね。

最後の稲を刈った瞬間、拍手が沸きあがって、その後みんなで一休みしました。


早くも休憩が終わって、後半の「コンバインに運ぶ」と「落穂拾い」に入りました。
子供と一緒に地面を凝視して、落穂を探すのがとても楽しかった!

子供が「ブレイク先生!宝庫見つけたよ!」とか、「Mister Blake!田んぼの端にもっといっぱい見つかるよ!」とか、次々とアドバイスをくれたので、落穂がいっぱい見つかりました。

落穂だけで茶碗何杯分見つかったんでしょうか?驚くほどの量になりました。

後半の終わりに、しめの言葉を3カ国風に皆で言ってみました。

一つ目は、オーストラリアの「BEWDY!」 (これは「BEAUTY」が転じて、「上出来だ」のような意味です)
二つ目は、メリッサ先生が教えてくれたシンガポールの「ヤーーーーン、シン!」でかなり盛り上がりました。
三つ目は、純和風の「万歳三唱!」で、正に和洋折衷の終わり方でした。
そして、まだ元気いっぱいの子供たちが給食の準備をするために教室に走って帰った後、
いつのまにか落穂拾いに戻ってしまったメリッサ先生と僕がいました・・・^^;
これが意外とはまるんですよね。

給食はもちろん、一粒も残さずに全部食べましたよ!

僕はこのような農業体験を小学校でやらなかったので、日本の小学生がうらやましいです。
いい汗をかくだけではなく、昔の生活や労働を知ることもできるし、おじいさんおばあさんとの絆を深めながら、お米一粒一粒の「価値」を実感できるから、一石五鳥ぐらいですね!

来月中旬に「感謝祭」が行われる予定で、その時に7日に獲ったお米でおにぎりを作るそうです。
みんなで刈ったおいしい「あきたこまち」を早く食べてみたいですね!!

2009年10月1日木曜日

G'day mate!

はじめまして (かな?) Nice to meet you!! (Or maybe I already have?)

大仙市の教育研究所(大曲小学校の「せいべいさん」のところ)で働いている、国際交流員(CIR)の「ブレイク」と申します。
英語に直すと「Blake」です。破壊的な「BREAK」(壊す)ではないですよ!(平和主義者です!)

大仙市に来て、一年間以上も経っています!
その間は、小学校で先生方のお手伝いをしたり、大仙市の国際交流イベントでお手伝いしたり、市民向けの楽しい異文化体験講座を開いたり、大仙市のあちこちで出没して出前講座をやったり、いろいろやってきました。
そして、できるだけたくさんの祭りも体験しました。大曲の花火、川を渡る梵天、太田の火の祭り、南外の酒サミット、角館のやまぶつけ(大仙ではないんですけど・・・)リストアップしてみると、本当にたくさんの面白い行事に参加できました。そういう祭りやイベントのおかげで、大仙市のいろいろな人に会うことができたし、あっという間に一年間が過ぎていきました。

BUT!!(しかし!!)一年間が過ぎたのに、
大仙市でまだ探検していないところがたくさんありますし、大仙市の市民の方々でまだ会ったことがない人もたくさんいます。もっとたくさんの人と交流したいなぁ、と思っているので、そのためにこのブログを作りました。僕のCIRとしての仕事の様子、大仙で体験した祭りやイベントのこと、そして生活の中で「あれ?向こうと違うね」とか「すごーーーい!」と思ったこと、懐かしいオーストラリアのことなど、いろいろなことをこのブログに書いていこうと思っていますので、ちょくちょくのぞきに来てください。

ちなみに、この記事のタイトルにある"G'day mate!"はわかりましたか?
オーストラリアの「こんにちは」です!イギリス風の「Good day」を略して、 "mate=友達"をつけたものです。しかし、「友達」という意味ですが、オーストラリア人は赤の他人でも「mate」と呼んだりします。フレンドリーと言えばいいのか、なれなれしいと言えばいいのか ^^;
僕は皆さんのことを「mate」と思ってこのブログを書いていくつもりなので、皆さんも気軽に「G'day mate」と声をかけてください。ブログの内容やオーストラリアの文化などについて、疑問や質問、「ちょっと気になってるな」というようなことがあれば、コメントをください。

それでは、よろしくお願いします!
See you next time, mate!