今日はもう一つ「冬だ!!」と実感させる体験をさせてもらいました。
何かと言いますと、高梨小学校の子どもたちと一緒に「もちつき」をやってきました!!
“Rice cakes”を食べると、やっぱりお正月が近いと思いますね・・・・・・日本に長くいすぎたかもしれません!
お餅がなぜ英語で「Cake」になるか、僕もよくわかりません。かなり子どもたちに突っ込まれました。
場所は、柵の湯近くの「もちの館」。名前からして多くの怪談を生んでいると思います。僕はちょっと遅れて行きましたが、ドアを開けてみたらこんな光景でしたーーー

食べ物を作っているというより、おばあちゃんが何かと戦っているとしか思えませんでした。「ブシャッ」というか、「ドワック」というか、ものすごい音を立てながら、もち米を叩いていました。そして叩く度には水たまりの中に飛んだかのように、お水と餅の破片が飛び交っていました。口を開けっ放しにしてもち米が飛んでくるのを待っている子もいれば、「髪の毛がベタベタになった!」という女の子もいました。

まわりの人が「よいしょ、よいしょ」と一緒に手を叩きながら、子どもが長い棒でもち米をつきました。ついている人たちも、周りの応援団も、いつのまにか頬を赤くして楽しい笑顔を浮かべていました。
そして、子どもたちの番が終わったら、僕もちょっとだけやらせてもらいました。とても楽しかったけど、重い木のハンマーみたいな道具を振り下ろしたりしているうちに、打ちはずしたらどうなるんだろう、とか、手が滑ったらどうしよう、と思い始めて、ちょっと怖くなりました。
その後、おばあちゃん達が百戦錬磨の手つきで上手に仕上げてくれました。そして、次の作業に移りました。「トッピング」!

きなこ、あんこ、ごま。三つとも日本らしい味付け。「早く食べたい!」と思いながら、もちの館をちょっと見物しました。

まるで忘年会でも始まるような雰囲気でした!立派ですね。
テーブルに並べているものをよくよく見れば、いぶりがっこもありました。さすが秋田。
そして、他の部屋には古い農機具などが壁にかかっていました。

そして、また子どもの待つ部屋に戻ろうとしたら、ふと上をみて・・・あれ?!「三段 だれだれ」、「二段 だれだれ」というふうに空手や柔道の道場にかけていそうな木の札が、障子の上にかかっていることに気付きました。

いろいろ想像を膨らませていると、やっと「いただきま~す」の時間がきました。一人ひとり3個のおいしいお餅をいただきました。