2010年2月8日月曜日

遊学舎で遊んできました! (&学びました^^)

みなさん、こんにちは!
先週のひどい冷え込みはいかがお過ごしでしたか?

僕の週末はと言えば、先日ウニョンさんのブログで取り上げられた「われらは地球人!」の国際理解・国際交流イベントに参加してきました。


時は、日曜日 10時~5時
場所は、遊学舎
参加者は、秋田市の小・中・高校生 28人
スタッフは、ボーイスカウト秋田連盟、ガールスカウト秋田県支部、秋田大学の学生2名と秋田県のALT・CIR
目的は、思いっきり国際交流を楽しむこと!!

そして、その目的を難なく達成しました。
本当に交流&ふれあい&文化体験がぎゅーっと詰まった楽しい一日になりました。
僕と同じぐらい子どもたちにも楽しんでいただけたのなら、とても嬉しいです。

最初は、遊学舎のすばらしくて美しい建物に圧倒されたのか、面識のない他校の生徒や外国人と話すことに緊張したのか、皆の表情が少し固まっていました。



しかし、秋田県のCIRケーシーの司会で「人間結び」(Human Knot)などのアイスブレークのゲームをやっていくうちに、見る見る皆の顔に笑顔が出てきました。

次の活動は、別々のグループになって、福笑いをしました。
しかし、ただの福笑いじゃなくて、「外国語で福笑い」にチャレンジしてもらいました!
そして、「外国語=英語」というわけではなく、グループによっては韓国語や中国語などスペイン語に挑戦したグループもありました!
さすが脳が柔軟な小中学生だけに、すぐに言葉を覚えられて、立派なお顔が出来上がりました。鼻からなぜか眉毛が突き出ている顔など、福笑いらしい傑作ももちろん生まれました。写真を撮ってこなかったのが残念です。

その次は、「世界の文化○×クイズ」でした。
僕が作成したクイズでしたが、さすが学力ぴか一の秋田県の子どもにあっさりとほぼ全問正解されてしまいました。
「へ~~!」と声があがったのが、
ニュージーランドは日本と季節が逆なのに時間帯が同じということ。
スペインでは、人に蟻を投げつける祭りがあること。(そうです、蟻祭りはアリです^^)

そして、インドで小指を立てるというジェスチャーは・・・・どういう意味でしょうか?
正解はブログの最後に書きますね^^

クイズが終わったら、お昼が待っていました。
そして、そのお昼は「国際交流」のイベントにふさわしく、とてもかわいいらしい「機内食」風のお弁当でした!



こんな見事な和洋折衷を見たのが初めてかもしれません!
エビフライのサンドイッチにのりを巻いたものや、サツマイモを絡めた和風フレンチトーストなど・・・舌と目を楽しませる食事でした。

満腹になった時点で次は「国際料理体験」に挑みました。
子どもたちは4つのグループに分かれて、「イギリス」「アメリカ」「韓国」「日本」それぞれ一つの国の料理を作ってみました。

イギリスグループは、ちょっと硬くなったパンを使った「パンとバターのプディング」(Bread and butter pudding)



アメリカグループは、とっても甘くて美味しいおかしいを作りました。しかし、味と違って、見た目は少し気持ち悪いごちゃ混ぜなので「Puppy chow」(子犬のエサ)という名前がついています!

(「今日は犬のエサを食ってきた!」と言って家の人を驚かせた子どもは何人いたかな??^^;)


韓国を担当した子どもは、「ケガンジョン」と呼ばれる硬いゴマクッキーのようなものを作りました。 (写真がそれです)
そして、日本のグループは白いあんこを材料にして、かわいいらしい繊細な和菓子を作りました。




その後は、「100人の村」という活動に入りました。
毎年テレビで放映される「100人の村」をご存知の方がいらっしゃるかもしれませんが、それとは少し別の「ワークショップ・バージョン」でした。
子どもは与えられた「役割カード」にしたがって、いろいろなグループになって世界の現状を体で体験します。

たとえば、大陸別に分かれて大陸の大きさに比例した縄の中に入ったら、「人口密度」の差がすぐにわかりました。ヨーロッパの人がとても快適そうに過ごせるのに、アジア人グループは鰯みたいにぎゅーぎゅーと仲良く縄の中に詰められていました。言葉で説明してもなかなか実感が湧かないことをこうやって瞬時に体で覚えさせる、とても面白い活動でした。

最後には、「バーンガ」というトランプゲームを皆でやりました。
これは、とても巧妙に組み込まれた実に面白いゲームです。
面白すぎて種明かしはしたくないので、謎を残しておきますが、これほど効率よく「カルチャーショック」と「文化の違い」を実感させる活動は他に知りません。
気になるでしょう? 教えな~い!

ここまで読めばわかるかと思いますが、ゲームと活動満載のとても充実した一日でした。
最初は恥ずかしがって無口だった子どもが、午後になるとニコニコして積極的にお互いに話したりする姿を見ると、このイベントをやってよかったなと思います。

では、インドのジェスチャーの正解を発表します。
「トイレに行ってきます」だそうです!
どうぞ、一度試してみては?

2010年2月1日月曜日

Australia Day オーストラリアの日 を祝って!

みなさん、お久しぶりです。
しばらくここを放っておいてしまいましたが、これからもっとマメに更新していきたいと思います。
今年の目標は、「何事も三日坊主になってはならない」としていますので、ブログもあきらめずに最後まで頑張ります。

早速ですが、
先週の火曜日が「オーストラリアの日」だとご存知でしたか?
英語で”Australia Day”と言って、この日はオーストラリアの最大の祝日です。
由来は、欧州から来た人たちが1788年1月26日に、シドニー湾から上陸してオーストラリアに住み始めたからだそうです。
「だそうです」をつけなければいけないというと、母国の歴史をどれだけ知らないかがばれますね。

しかし、「Australia Dayをどうやって祝うの?」と聞かれるとちょっと困ります。
答えは・・・・・・オーストラリア人であることを祝います。
わかりますか?
基本的な過ごし方は、家族か友達で集まって、一日をかけてBBQをしたり、うまいもの食べたり、飲んだりすることです。オーストラリアの有名な番組がその日に、前の年のヒット曲100選を発表するので、朝から晩までそれに耳を傾ける人も多いです。
いい加減な祝い方でしょうか?

オーストラリア政府もそう思ったらしくて、近年は「オーストラリアの日」イベントを開催したり、総理大臣からあいさつを発表したり、「オーストラリアの日」ホームページを立てたり、果ては「オーストラリアの日」CMまで出しています。祝日のCMを出さなければいけないというのは、情けないのか、過保護なのか、自分にはよく分かりませんが、そこは意見が分かれます。

オーストラリアの日に「ロゴ」は必要でしょうか?



とにかく、
今年のオーストラリアの日に、「オーストラリアの日をちゃんと祝っているよ」ということで、僕は小学校でオーストラリアの文化紹介をしてきました。

3年生の子どもたちにクイズに答えてもらいました。
内容は、身近に感じるはずの「学校生活」なので、
題して「オーストラリア学校生活メガクイズにチャレンジ!!」・・・と呼べばよかったのですが、以下のとおり普通に「オーストラリアの学校生活」というタイトルにしました。


みなさんもぜひぜひ、クイズに挑戦してみてくださいね。
10問の簡単なクイズなので、1分以内にできると思います。

よ~~い、ドン!

1)小学校に制服は ・・・  ある・ない
2)お昼以外に、学校で「おやつ」を食べる時間が毎日  ・・・ ある・ない
3)給食にサンドイッチが ・・・ 出る・出ない
4)お昼などはどこで食べる? ・・・ 外で・教室で
5)英語を勉強する時間は ・・・ ある・ない
6)教室のそうじをする時間は ・・・ ある・ない
7)運動会は ・・・ ある・ない
8)夏休みは何月から? ・・・ __月
9) 学校が始まるのは、何月? ・・・ ___月
10)子どもはどうやって学校に来る? (複数回答OK)あるいて・車・バス・自転車

ピピピーーーー! 終わりです。鉛筆を置いてください。

では、答え合わせしましょう。
自己採点でお願いします。
ちなみに、子どもたちの最高得点は8点でした!それに勝てるかな?

1)制服はあります!ほとんどの小学校で制服があります。学校によっては色とか作りが違いますが、一つの例は下の写真です。子どもたちも着てみて、中学生になった気分を味わいました。ちなみに、日本で見る牧師さんのような黒い「学生服」はオーストラリアにありません。

そして、忘れてはいけない、帽子です!
紫外線から身を守るためにこれは義務付けられています。
ちゃんとかぶらないと、「居残り」など罰を受けることがあります!
きびしいけど、やっぱり必要です。


2)おやつの時間はあります。2時間目と3時間目の間に、20分~30分ぐらいおやつを食べる時間があります。

3)給食にサンドイッチはでません・・・というより、給食がありません!小・中・高を通して全学年は弁当持参になっています。もしくは、学校内にある売店で昼食を買います。(寮のある学校はもちろん違います)

4)食べ物は外で食べます!むしろ、室内で食べてはいけません!「給食の時間」はないので、与えられた1時間の「お昼の時間」に好きな場所で、好きな時に、好きな人と食べます。そういう「好き」じゃないですよ!!

5)英語を勉強する時間は、もちろんあります!日本の「国語」にあたります。ちなみに、英語でそれを「国語」と言わないで「English」と言います。

6)教室のそうじをする時間は、ない!オーストラリアの学校では、子どもは「おそうじ」をしません。放課後に専門の業者がやることになっています。しかし、「好き放題やって散らかす」ということはありません。自分で汚くしたところは、その時綺麗にします。紙くずを拾ったりとか、のりの後を拭い取ったりします。しかし、掃除機やモップまでだすことはしません。これがいいことなのか、悪いことなのか、意見が分かれますが、皆さんはどうでしょうか?

7)運動会はあります!「熱すぎるから、走り回ったり死ぬんじゃない?」と子どもに聞かれたが、大丈夫です。死にはしません。でも、水分補給は絶対に怠れません。

8)夏休みは・・・12月からです。季節が逆ですからね。何回聞いても、体験するまでは実感しづらい事実です。

9)学校が始まるのは・・・9月ではありません。(それはアメリカです!)オーストラリアやニュージーランドの学校制度は極めて分かりやすいです。年の初め(1月・2月)から始まって、年の終わり(12月)に終わります。

10) 子どもの通学手段は・・・全部アリです。バスでも、徒歩でも、ほぼなんでもOKです。(モーターバイクを別として)日本のように、集団登校はしないので、みんな個々のやり方で通学します。

皆さん、どうでしたか??
ぜひ得点&感想を教えてください。

それでは、また今度!